大臣シリーズ 導入事例
地域住民に寄り添ったサポート体制で
安心して生活できる環境づくりと在宅復帰の支援を
医療法人 堀田医院
介護老人保健施設 大樹(大分県国東市)

大分県の北東部・国東半島の豊かな自然に囲まれた地で、利用者の方々に介護サービスを提供する介護老人保健施設 大樹。
母体である堀田医院とともに、医療法人として診療や入所、通所、訪問看護など、医療と介護双方の専門スタッフによる迅速なサポートで、地域住民を広く支えてきました。
法人全体のスタッフの給与管理を、『給与大臣』が担っています。
- 名称
- 医療法人 堀田医院 介護老人保健施設 大樹
- 所在地
- 大分県国東市国見町伊美2617-2
- 理事長
- 堀田 正一
- 設立
- 平成9年(1997年7月)
- 従業員数
- 66名
- 事業内容
- 入所、通所リハビリテーション、介護保険支援、訪問看護
- URL
- http://www.horita.or.jp/

- 給与大臣NX スタンドアロン

介護設備の改善で、在宅療養により近い生活環境でサポート

事務次長
都留 孝之 氏
大樹では、隣接している堀田医院や市民病院と連携し、要介護認定を受けた方の入所からご家庭への復帰までのトータルサポートに尽力しています。介護老人保健施設の大きな役割である在宅復帰の現状と課題について、事務次長の都留氏はこう指摘します。
「入所されている方を自分で生活できるレベルまで戻してご自宅に帰す事が一番の目的ですが、なかなか簡単ではありません。ずっと自宅で暮らしている人に比べると、施設でのリハビリを経て自宅へ戻った際に、その生活環境の違いに適応する事が困難な状況にあります。利用者さんそれぞれの家庭環境も異なりますので、自宅での生活を希望される方が多い一方、施設の方が住みやすいと感じる方もいらっしゃいます。施設でも自宅に近い設備や生活構造を用意するなど、在宅療養に匹敵する環境づくりを視野に入れた介護のあり方が重要だと感じています。」(都留氏)
国東市は過疎化が進み、高齢者の一人暮らし世帯が多い地域でもあります。在宅療養が推し進められる中、スムーズな復帰を実現するためにも、早い段階からその人に合った環境で自宅での生活に戻る訓練を支援していく体制が必要だと言えます。
自主性の尊重と新体制での支援が利用者の心強い支えに

介護老人保健施設 大樹 施設内
同施設では、1年を通して様々な屋内・屋外イベントを通じた利用者同士の交流が行われており、明るく開放感のあるスペースでは、日々レクリエーションが開かれます。利用者とスタッフが談笑する姿からは、お互いの距離の近さが感じられます。
「大樹の施設内では、利用者の皆さんが元気に動き回っています。看護師長の意向で、転倒やケガを起こさないために施設内の環境に配慮した上で、部屋にじっと閉じこもることがないように積極的に歩き、体を動かす事を推奨しています。」(都留氏)
利用者の自主性を重んじる大樹のサポート体制が、その人らしい生き生きとした生活を可能にしています。
また、来年度からは、新たに社会福祉法人としての運営もスタートします。
「もともと国東市が運営していた特別養護老人ホーム『姫見苑』と養護老人ホーム『くにみ苑』の民営化移譲を受け、2017年4月より社会福祉法人を設立する事になりました。この医療法人 堀田医院とは別の組織になるので、スタッフの募集や登記簿登録、市から譲り受ける2つの施設の補修など、必要な準備を進めています。」(都留氏)
『給与大臣』をより活用し、快適な有給休暇管理を実現したい
「『給与大臣』の年末調整や年度更新の機能は非常に使い勝手が良く、助かっています。勤務体系が複雑になってしまう送迎バス運転手などのデータについてはExcelを活用して大臣へCSVデータをインポートする事もできるので、重宝しています。」(都留氏)
法人全体の職員の給与情報・人事情報を『給与大臣』で一元管理しています。現在、必要に応じて手作業で処理している業務のうち、有給休暇管理にかかる負担が課題となっています。
「大樹のスタッフはほとんどが中途採用で、入社のタイミングもバラバラです。その入社日を起点として有給休暇を付与しているので、誰がいつどれだけの有給を消化したか、繰越のタイミングなどの管理を毎月Excelで行うのに手間がかかってしまっています。勤続年数に応じた取得日数や繰越可能日数の計算をはじめ、消化管理や年度ごとの更新・付与をシステムで自動的に制御できるようになれば、業務がぐっと楽になります。」(都留氏)
『給与大臣NX Super』へグレードアップいただく事で、有給休暇に関わる一連の処理の自動化が可能になります。細かな設定が可能な操作画面や月次管理、出力帳票など、さらに充実した機能が業務の効率化を支えます。
さらなるサービスの拡充で、地域の福祉・医療の質の向上に貢献

介護老人保健施設 大樹 施設内(食堂)
「これから運営していく社会福祉法人においても『給与大臣』で給与管理を行うことを視野に入れています。大樹や堀田医院での勤務形態や業務は変わらず従来通りですが、新しい事業やスタッフとの関わりが増えていく中で、色々と勉強になることも多いと思います。」(都留氏)
新法人としての事業展開が注目される一方で、今後も利用者目線に立った介護サービスを提供し続ける介護老人保健施設 大樹。
福祉・介護業界への関心が高まる昨今、支援体制の充実がますます進む福祉の現場における「大臣シリーズ」の活躍にも期待が寄せられます。
※この導入事例の記載内容は取材時(2016年7月)のものです。