クラウド会計「大蔵大臣®」の応研株式会社。大規模ネットワークでの基幹業務対応ソリューションを提案いたします。

大蔵大臣
応研株式会社

大臣シリーズ 導入事例

クラウド会計&証憑のペーパーレス化で業務改革
電子帳簿保存法を見据えてDX推進

社会福祉法人 三井記念病院 (東京都千代田区/医療・特別養護老人ホーム)

三井家の寄付により開院し、生活困窮者へ無料で治療を行う「三井慈善病院」から趣旨を受け継いで以来、三井記念病院は一貫して社会福祉の精神のもと、患者一人ひとりの立場に立ちながら最善の医療の実践に努めています。
大臣シリーズで会計業務のクラウド化、証憑保管のペーパーレス化を実現。業務改革のための積極的な取り組みが伺えました。

概要

ロゴ
所在地
東京都千代田区神田和泉町1
代表者
岩沙 弘道
設立
1909年
事業内容
医療・特別養護老人ホーム
病床
482床
診療科
35診療科
従業員数
1232名
URL
https://www.mitsuihosp.or.jp/

システム

  • 証憑の電子化に成功&データ検索ができるため会計監査でも紙を探さず対応がスムーズに
  • 法改正などによるアップデートが自動的に実施されるため、システムにかける労力が削減できた
  • クラウド化により、コロナ禍などの在宅勤務でも現場と遜色のない業務を実現

患者の安全と医療の質の向上に日々取り組む

『心血管病の先進治療』『がんの標準治療・低侵襲治療』『高齢者の生活の質の改善を図る治療』を診療の三本柱に、地域の診療所やクリニックと連携しながら、『地域になくてはならない病院』を目指し、各スタッフが協力し医療に取り組んでいる病院を紹介します。

「患者さんが安心できる入院生活や治療、退院後のフォローには、医師や看護師だけでなく、薬剤師や栄養士、理学療法士などの各分野の専門家、地域連携室やMSW(医療ソーシャルワーカー)など多職種の方が連携するチーム医療が重要となってきています。」(伊東氏)

コロナ禍では、早い時期から電話診察を取り入れ、院内の動線を整備し、感染対策の強化に注力。迅速な意思決定により、医療現場で働く職員だけでなく、全職員一丸となって取り組むことで、地域の医療分野でも中心的な役割を果たしています。2016年に国際的な医療機能評価であるJCIの認定を取得。医療の質のさらなる向上に努めています。

会計業務のクラウド化&証憑のペーパーレス化を実現

(中央)経理課兼経営企画部 アシスタントチーフ 伊東 氏
(左)経理課 大澤 氏
(右)経理課 山ア 氏

業務効率化・DX化のため、経理課で会計システムを刷新。

「以前は一般会計に社会福祉法人用の機能も備わっているようなシステムを使っていましたが、決算書などの計算書類がそのまま使えず、出力後にExcelに数字を転記して自力で編集していました。」(伊東氏)

福祉会計に特化している点に加え、WEBシステムならではの柔軟な働き方が可能な点、年間の費用が安定して分かりやすいというメリットから、『福祉大臣NXクラウド』が選ばれました。さらに電子帳簿保存法対応のため、証憑類をペーパーレス化。当初は別システムでの運用を検討していました。

「ただ『福祉大臣NXクラウド』の仕訳と別々に管理するのは煩雑だと課でも話していたんです。するとすごく良いタイミングで『スマート大臣〈証憑保管〉』がリリースされて。仕訳と証憑が直接連携されるのが良かったので、導入しました。経理課全体で『費用対効果が高いならば新しい業務環境に挑戦しよう』と思える意識の高さがありました。」(伊東氏)

「新しいシステム、新しいやり方でゼロから始めるいい機会でした。電子帳簿保存法やインボイス制度など、世の中の流れも変わるので、システムの拡張性の高さはポイントでした。クラウドであるということで、最初は漠然とセキュリティなどの不安もありましたが、理解を深めていくと問題がクリアでき、メリットが多いと感じました。」(八尾氏)

証憑データをすぐに検索できる。福祉大臣と連携し監査もスムーズに

請求書などの支払関係の証憑をスキャン後、AI-OCRオプションで日付・金額・取引先が自動テキスト化され『スマート大臣〈証憑保管〉』にアップロード。業務の随所でペーパーレス化の本領を発揮します。

「紙の証憑のファイリングと、スキャンして保存するのとで手間はあまり変わらないのですが、データで残るという点で利便性の次元が違います。『あの請求書を確認したい』と思った時に、分厚い紙の束から探さなくていい。倉庫に保管しているような古い証憑もデータならその場で検索できるので、時間が経つにつれてどんどん威力を発揮すると思います。」(伊東氏)

「1か月で約7cmのファイル4冊分ぐらいの証憑を綴じていました。その作業は人間がやるので、日付が間違っていたり、そうすると全部の証憑を探さないといけなかったり。そういう時間がなくなったので、すごく便利だなと。一番大きな効果は、『福祉大臣NXクラウド』の仕訳日記帳から直接証憑を確認できる事です。」(大澤氏)

『福祉大臣NXクラウド』では、仕訳と証憑をリンク可能。仕訳に紐づく証憑を、画面上で確認できます。また、会計監査用のライセンスを用意。以前のようにファイル数十冊分の証憑から数枚だけを探すといった手間がなくなり、監査法人側でデータを検索して確認できるようになりました。

クラウドでアップデートが自動化。在宅勤務でも効果を発揮

クラウド化による効果も評価されています。

「以前のシステムはオンプレミス版で、年に1回あるかないかのアップデート作業が発生する度に『どうやるんだっけ?』と困っていました。『福祉大臣NXクラウド』は自動でアップデートされ、最新の状態になるので楽ですね。」(伊東氏)

コロナ禍で余儀なくされた在宅勤務でも、現場と遜色のない業務を実現できました。

「リモートデスクトップを使用していた頃は、解像度が合わず画面が見づらく、遠隔操作によるタイムラグもありました。」(山ア氏)

「クラウドになってからは、そうした事を気にすることなく、自宅から直接起動できるのはすごく良かったです。将来的にはコロナだけでなく、色々な事情に応じて在宅勤務できるという選択肢があると良いのかなと。職員の柔軟な働き方を考える時に、このクラウドでの体制が前例となって力を発揮できたらと思います。」(伊東氏)

また、『福祉大臣NXクラウド』の元帳などのデータをサービス区分別に出力し、サイボウズ社の『kintone』にインポート。各科の職員が予算管理のために参照しています。『スマート大臣〈フィンテック〉』での自動仕訳も活用されています。

「勘定科目などが自動で仕訳入力されるので、すごく助かっています。これまでの入力間違いや、訂正にかかっていた時間がなくなりました。」(山ア氏)

システムへの理解を深め新しい経理業務のカタチを構築したい

使い始めて1年が経つ大臣シリーズ。今後も業務効率化・DX化を推進できるポテンシャルを感じていると話します。

「スマート大臣がリリースされたばかりの新しいサービスである点に可能性を感じています。成熟して完成されたシステムではなく、電子帳簿保存法という最新の法改正に対してユーザーの意見を聞きながら開発している段階だと思うので、実務に寄り添ってアップデートされていく事がすごく期待できる。心待ちにしています。」(伊東氏)

※この導入事例の記載内容は取材時(2023年4月)のものです。
※文中の社名・製品名・サービス名は、各社の商標または登録商標です。

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