<A1>
※仕掛品より入力の場合※
原因は下記が考えられます。
@完成プロジェクトに仕掛品・前受金の残高が残っている
A仕掛品・前受金の発生した明細にプロジェクトを入力していない
仕掛品・前受金の期首残高は、プロジェクトごとに登録するようになっています。
●@の場合
[年次繰越]の際に、F6[形式]で「完成プロジェクトは繰越しない」に設定し繰越を行うと、完成プロジェクトに残っている仕掛品・前受金の残高は、翌期に繰越されません。
また、「支払残高/入金残高があるプロジェクトのみ繰越する」に設定し繰越を行うと、該当プロジェクト以外の完成プロジェクトは繰越されませんので、該当プロジェクト以外の完成プロジェクトに残っている仕掛品・前受金の残高は、翌期に繰越されません。
●Aの場合
明細にプロジェクトが指定されていないと、どのプロジェクトの残高か不明ですので、仕掛品・前受金の金額は、翌期に繰越されません。
対処方法は以下の通りです。
●@の場合
[完成自動振替]でF6[済みチェック]を行います。
プロジェクトが表示された場合は、完成振替を行ってください。
「該当するプロジェクトがありません」と出た場合、完成プロジェクトに仕掛品・前受金の残高はないということになります。
●Aの場合
プロジェクト一覧表のF6[形式]で「未定プロジェクトの出力をする」にチェックを入れてください。
「**総合計**」の上の行に「00000000 未定プロジェクト」というプロジェクトがでてきます。
このプロジェクトの原価計に金額が入っていれば、プロジェクトの指定がない仕訳が存在することになります。
F12[台帳呼出]をクリックすると、[プロジェクト台帳]にジャンプできます。
[プロジェクト台帳]から伝票に戻ることができますので、プロジェクトの指定がない明細にプロジェクトを入力してください。
----------------------------------------------------------------
<A2>
※直接原価より入力の場合※
原因は下記が考えられます。
@[仕掛自動振替]を行った際、「振替方法」を「2:一括振替」にした
A仕掛振替を手動で行われた場合、プロジェクトを指定していない明細がある
対処方法は以下の通りです。
●@の場合
[繰越処理]−[仕掛自動振替]の「振替方法」を「1:プロジェクト毎」で実行しなおしてください。
●Aの場合
仕掛振替の仕訳にプロジェクトを指定してください。